京都大賞典(きょうとだいしょうてん)とは
日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝2400メートルで施行する中央競馬の重賞(GII)競走である。
天皇賞(秋)だけでなくジャパンカップを見据えた前哨戦に位置付けされている重賞(GII)競走である。中央競馬の秋GIシーズンへの重要なステップ競走であることから、春の天皇賞(春)や宝塚記念後に夏シーズンを休養にまわした有力馬陣営が秋の初戦で使うことが多い競走で、施行距離が芝2400mであるが故、同週に行われる芝1800mの毎日王冠より長距離向きの有力馬が出走する傾向にある。
京都大賞典 | |
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■ 開催地 | 京都競馬場 |
■ 格付け | GII |
■ 距離 | 芝・外2400m |
■ 出走資格 | サラブレッド系3歳(旧4歳)以上のJRA所属馬(外国産馬含む、未出走馬及び未勝利馬は除く)、所定の条件を満たした地方競馬所属馬(5頭まで)、及び外国調教馬(9頭まで) |
■ 負担重量 | 3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減を基本とし、以上の条件が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。 ・施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増 ・施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増 ・施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増 |
【本競走からの天皇賞(秋)優勝馬】
天皇賞(秋)の前哨戦の1競走として施行され7頭が同年の天皇賞(秋)を制覇している。
施行年 | 着順 | 馬名 | 性齢 |
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1972年 | 3着 | ヤマニンウエーブ | 牡5 |
1973年 | 1着 | タニノチカラ | 牡4 |
1977年 | 6着 | ホクトボーイ | 牡4 |
1989年 | 1着 | スーパークリーク | 牡4 |
1999年 | 7着 | スペシャルウィーク | 牡4 |
2000年 | 1着 | テイエムオペラオー | 牡4 |
2004年 | 2着 | ゼンノロブロイ | 牡4 |