天皇賞(秋)

秋の天皇賞

天皇賞(秋)てんのうしょうあき)とは
日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2000mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。

正式名称は「天皇賞」であるが施行時期からJRAが天皇賞(秋)と表記しており競馬ファンや競馬関係者の間では「秋の天皇賞」「秋天」「秋の盾」と呼ばれ、また東京競馬場で行われることから「府中の盾」とも呼ばれている。

春の天皇賞が古馬の芝3200mで施行するのとは違い3歳(旧4歳)以上の芝2000mで施行される事からマイラーからステイヤーまで多くの有力馬が出走し、ジャパンカップや有馬記念を凌ぐ豪華なメンバーが揃う事が多々ある。また3歳(旧4歳)馬もクラシック登録なしでも出走可能であることや、馬の疲労や距離適性を考慮してレースを選択するという近代競馬の価値観の流れから菊花賞の芝3000mの距離を嫌い出走してくる傾向が増えている。ほかにもマイルチャンピオンシップ等、短距離路線へのステップとして出走したマイラー競走馬が好走する傾向がありマイルGI優勝馬が優勝することもある。またエリザベス女王杯の古馬開放後は、牝馬の出走頭数が少なくなったものの、ウオッカやブエナビスタなど牡馬と互角以上の実績を持つ牝馬が出走してくる傾向にあり、ここを優勝した牝馬はいずれも秋古馬三冠路線を歩んでいる。

天皇賞(秋)
■ 開催地 東京競馬場
■ 格付け GI
■ 距離 芝2000m
■ 出走資格 サラブレッド系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬及び外国調教馬(9頭まで)、出走枠は18頭まで。
・レーティング順位の上位5頭に対しては優先出走が認められる(2012年より。牡馬・セン馬は110ポンド、牝馬は106ポンド以上であることが条件)。
・その他の競走馬は「通算の収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI(JpnI)競走の収得賞金」の総計が多い順に出走できる。
・地方競馬所属馬は、オールカマー、毎日王冠、京都大賞典いずれかで所定の成績をあげると本競走に出走できる。 。
■ 負担重量 定量(3歳は56kg、4歳以上は58kg、牝馬は2kg減)

【天皇賞(秋)東京競馬場 芝2000mの特徴】

天皇賞(秋)コース

スタート地点は1コーナー奥のポケット。約120m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。2003年のコース改修の際には、若干外に膨れていたカーブを滑らかにし、リニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難いスタートから第2コーナーまで約118mしかないため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へと入れない。無理に内へ行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。

差し・追い込み馬にとっても第2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は焦る必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。特に内側に逃げ・先行馬が揃った方がレースはしやすいはず。

【天皇賞前哨戦】
競走名 格付 施行競馬場 施行距離
オールカマー GII 中山競馬場 芝・外2200m
毎日王冠 GII 東京競馬場 芝1800m
京都大賞典 GII 京都競馬場 芝2400m

最新情報

2014年 第60回 オールカマー レース後のコメント

新潟11Rのオールカマー(3歳以上GII・芝2200m)は、2番人気マイネルラクリマ(戸崎圭太騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分12秒2。半馬身差の2着に7番人気ラキシスが、アタマ差の3着に12番人気クリールカイザーがそれぞれ入線。

マイネルラクリマは美浦・上原博之厩舎の6歳牡馬で、父チーフベアハート、母ティアドロップス(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は26戦6勝となった。

【2014年 オールカマー レース後のコメント】
1着 マイネルラクリマ 戸崎圭太騎手
「終始リズムよく、強い競馬でした。馬場は荒れてきていましたが、馬が上手に走ってくれましたし、不安はありませんでした。いいリズムで、馬の調子もよく、いいときに乗せてもらいました。馬の調子もいいので、これからも楽しみです」

上原博之調教師のコメント
「馬の具合もよかったし、平坦で56キロと条件もよく、強い競馬でした。2200mもこなしてくれました。今後についてはこれから相談になりますが、大きいレースに行くことになるかと思います」

2着 ラキシス 川田将雅騎手
「だいぶいい頃のデキに戻ってきています。今日はスムーズに位置がとれました。もうひとつよくなってくれればと思います」

3着 クリールカイザー 吉田豊騎手
「枠がよく、出たなりに運べましたし、折り合いもつきました。よく走ってくれましたが、勝った馬とは力の差でしょうか」

4着 フラガラッハ 高倉稜騎手
「ゲートで立ち上がってポコッと出ました。距離を延ばしているので、折り合いをつけて、終いを生かすように乗りました。よく伸びていますが、前が止まりませんでした」

5着 アロマティコ 三浦皇成騎手
「気分よく行けましたが、ペースが落ち着きすぎました。夏を越えて成長しています」

7着 カレンブラックヒル 秋山真一郎騎手
「初の2200mでしたが、今日は最後までやめずに走り切ってくれました。次走につながると思います」

8着 ナカヤマナイト 柴田善臣騎手
「背中が少し硬い部分が残っています。それがとれれば、このメンバーでも勝ち負けになると思います」

9着 アドマイヤギャラン 小牧太騎手
「スタートで後手を踏んだのが応えました。この経験を生かして、次はがんばります」

10着 ムスカテール 北村友一騎手
「レースの流れを考えてもベストなポジションだったと思いますが、伸び切れませんでした。初騎乗で比較はつきませんが、気合がもう少し乗っていてもいいのかなと思います」

14着 クランモンタナ 田辺裕信騎手
「前走と比べると斤量、馬場状態が厳しく、距離が延びていたせいか、3コーナーから手応えがありませんでした」

15着 セイクリッドバレー M.エスポジート騎手
「ここを使って、次はよくなってくれるといいなと思います。(来日最終日について)『マリオはすべての日本人のファンの方に感謝しています』と皆様にお伝えしたいです。本当にありがとうございました」

16着 サトノノブレス 和田竜二騎手
「外から来られて反応がありませんでした。何かにイライラしているのか、モロさがあります」

2014年 第60回 オールカマー 動画

2014年 9月28日(日) 3回新潟6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】第60回産経賞オールカマー
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・内 2200m 18頭立

【優勝馬】マイネルラクリマ(牡・6歳)

  • 生年月日:2008年2月20日
  • 毛色:栗毛
  • 調教師(所属):上原 博之(美浦)
  • 馬主:株式会社 サラブレッドクラブ・ラフィアン
  • 生産者:武 牧場
  • 産地:新ひだか町
  • 父:チーフベアハート
  • 母:ティアドロップス
  • 母父:サンデーサイレンス

2014年 第60回 オールカマー 結果

2014年 9月28日(日) 3回新潟6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】第60回産経賞オールカマー
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・内 2200m 18頭立

馬名 騎手 タイム 着差 単勝
オッズ
人気
1 6 11 マイネルラクリマ 戸崎圭太 2.12.2 7.2 2
2 3 6 ラキシス 川田将雅 2.12.3  1/2 17.5 7
3 3 5 クリールカイザー 吉田豊 2.12.3 44.2 12
4 7 13 フラガラッハ 高倉稜 2.12.3 52.7 14
5 8 17 アロマティコ 三浦皇成 2.12.3 ハナ 15.1 6
6 8 16 フェイムゲーム 北村宏司 2.12.4  3/4 10 4
7 2 4 カレンブラックヒル 秋山真一 2.12.4 ハナ 14.5 5
8 8 18 ナカヤマナイト 柴田善臣 2.12.6 1 94.3 16
9 5 10 アドマイヤギャラン 小牧太 2.12.6 36 10
10 2 3 ムスカテール 北村友一 2.12.7  1/2 39.9 11
11 4 7 ニューダイナスティ 吉田隼人 2.12.7 ハナ 28.4 9
12 1 1 アスカクリチャン 勝浦正樹 2.12.7 ハナ 51.7 13
13 1 2 エバーブロッサム 石橋脩 2.12.7 ハナ 176.3 18
14 5 9 クランモンタナ 田辺裕信 2.12.8 クビ 7.2 3
15 6 12 セイクリッドバレー エスポジ 2.12.9  3/4 166.9 17
16 4 8 サトノノブレス 和田竜二 2.13.1 1 1/4 2.2 1
17 7 14 トラストワン 松岡正海 2.13.1 クビ 72.3 15
18 7 15 マイネルメダリスト 蛯名正義 2.13.2 クビ 19.3 8
【払戻金】
単勝 11 720円
複勝 11 250円
6 450円
5 850円
枠連 3-6 4,130円
馬連 6-11 6,250円
ワイド 5-6 6,030円
5-11 3,000円
6-11 1,760円
馬単 11-6 11,430円
3連複 5-6-11 56,470円
3連単 11-6-5 255,930円

2014年 第60回 オールカマー 出走馬・枠順

2014年 9月28日(日) 3回新潟6日目 18頭 [15:45発走]
【11R】第60回産経賞オールカマー
3歳以上・オープン・G2(別定)(国際)(指定) 芝2200m・内 (A)

馬名 性齢 斤量 毛色 騎手 調教師
1 1 アスカクリチャン 牡7 57 鹿毛 勝浦正樹 (栗)須貝尚介
1 2 エバーブロッサム 牝4 54 鹿毛 石橋脩 (美)堀宣行
2 3 ムスカテール 牡6 56 黒鹿 北村友一 (栗)友道康夫
2 4 カレンブラックヒル 牡5 57 黒鹿 秋山真一 (栗)平田修
3 5 クリールカイザー 牡5 56 栗毛 吉田豊 (美)相沢郁
3 6 ラキシス 牝4 54 鹿毛 川田将雅 (栗)角居勝彦
4 7 ニューダイナスティ 牡5 56 鹿毛 吉田隼人 (栗)石坂正
4 8 サトノノブレス 牡4 57 黒鹿 和田竜二 (栗)池江泰寿
5 9 クランモンタナ 牡5 56 芦毛 田辺裕信 (栗)音無秀孝
5 10 アドマイヤギャラン 牝5 54 青鹿 小牧太 (栗)中尾秀正
6 11 マイネルラクリマ 牡6 56 栗毛 戸崎圭太 (美)上原博之
6 12 セイクリッドバレー 牡8 56 栗毛 エスポジ (美)高橋裕
7 13 フラガラッハ 牡7 56 鹿毛 高倉稜 (栗)松永幹夫
7 14 トラストワン 牡6 56 黒鹿 松岡正海 (栗)庄野靖志
7 15 マイネルメダリスト 牡6 57 鹿毛 蛯名正義 (美)田中清隆
8 16 フェイムゲーム 牡4 56 青鹿 北村宏司 (美)宗像義忠
8 17 アロマティコ 牝5 54 栗毛 三浦皇成 (栗)佐々木晶
8 18 ナカヤマナイト 牡6 56 栗毛 柴田善臣 (美)二ノ宮敬

ジェンティルドンナ、天皇賞・秋で復帰

宝塚記念9着のジェンティルドンナ(牝5歳、栗東・石坂厩舎)は、天皇賞・秋(11月2日、東京)で復帰する。14日、生産者のノーザンファーム・吉田勝己代表が明かした。その後は3連覇がかかるジャパンC(11月30日、東京)へ向かう。

同馬は昨秋も同じローテーションで、天皇賞2着のあとJC連覇を果たしている。今春のドバイ・シーマクラシックを含めてG1・6勝の名牝が、新たなタイトルを加えることができるか。現在は、栗東近隣のノーザンファームしがらきで調整を進めている。

ジェンティル秋天→JCへ